翻訳のためのGoogle検索
*それぞれのカッコの用例は以下の通りです。
[] 検索時に入力する語句
「」 ページ名および機能の名称
〈〉 URL
() 補足説明
""はGoogleでの検索時に使用されます。
*Googleでは英語の大文字小文字は区別されません。
*Googleウェブ検索ヘルプの「Googleでの検索のコツ」「Google検索の結果を絞り込む」「フィルタを使用して検索結果を絞り込む」「Googleで検索オプションを使用する」もご参照ください。
1. さまざまな検索
・AND検索
すべてのキーワードを含むページを表示する最も基本的な機能です。
*Googleでは、[the][http][com]などのよく使われる語は自動的に無視されます(こうした語をストップ語と言います)。これらの語を検索条件に含めるには語の前後に""をつけて[glossary "http"]とするか、語の前に+をつけて[glossary +http]とします。
*Googleでは、[、][。][・]など全角1文字のストップ語は""をつけても検索結果に含まれません。
・OR検索
[OR]または[|]でつながれたキーワードのうち、いずれかを含むページを表示します。[OR]は大文字で入力する必要があります。小文字では認識されません。例えば、
[ワールドカップ OR W杯]または
[ワールドカップ | W杯]で検索すると、ページ中に[ワールドカップ]か[W杯]のいずれかを含むページを検索します。これにより、もれなく情報を得られる可能性が高まります。
・NOT検索
キーワードの直前に[-]を入れることにより、その語を含むページを除外することができます。例えば、
[オリンピック -冬季]とすれば、[オリンピック]という語を含み、[冬季]という語を含まないページを検索できます。
・フレーズ検索
引用符""で囲むことにより、""内のフレーズを含むページを表示します。例えば
[make a face]と入力すると、aは自動的に無視され、makeとfaceが10語以上も離れて書かれているページも含まれてしまいます。make a faceというフレーズで検索したい場合、
["make a face"]と""で囲むことになります。
*Googleでは日本語を、意味のまとまりによって独自に解析しています。例えば[日本労働組合]なら、[日本][労働][組合]と自動的に分割され検索されます。"日本労働組合"という一つのまとまった語として検索したい場合は、["日本労働組合"]と[""]をつけます。
*Googleでは、[、][。][・]など全角1文字のストップ語はフレーズ検索で検索結果に含まれません。
・ドメイン指定検索
特定のドメインに限定して検索を行います。検索対象としたいページ上でGoogle Toolbarの「サイト検索」ボタンを押すか、Googleの「検索オプション」ページから指定するか、[site:]という特別構文を使用します。
例えばアサヒ・コム内のページから[SARS]という語を含むページを検索する場合、[SARS site:www.asahi.com]と検索窓に入力します。[:]の次にはスペースを入れません。
・画像検索
キーワードに関連した画像を検索します。検索結果表示画面で「画像」タブを押す他、「画像検索」のページから検索することも可能。Google Toolbarにも専用ボタンがあります。画像検索オプションで詳細な指定をすることもできます。
例えばcrockery cookerという語句は主な辞書に掲載されていません。crockeryで引いてみると、瀬戸物や陶器といった訳語が出てきます。しかし、
["crockery cooker"]を画像検索すると、これが電気鍋であることがわかります。
・プロキシミティ検索
近接した語の検索ができます。検索窓からの場合、[*](ワイルドカードと言います)を使用することで実行します。例えば、
["make a * face"]で検索すると、"make a happy face"、"make a funny face"、"make a funny fishy face"、"make a classic clown face"など、[*]を任意の英単語に置き換えて検索します。アスタリスクがあると、""がなくてもフレーズ検索になります。日本語での検索も可能です。
*Googleでは、全角のアスタリスク[*]は認識されません。
・書籍検索
Googleブックスを使用すると、書籍を検索できます。
・論文検索
Google Scholarを使用すると、学術論文を検索できます。[author: "Jacques Derrida"]のように[author:]を使用すれば、作者名からの検索が可能です。
2. 便利な機能
・言語の指定
検索対象とする言語を指定できます。「検索オプション」ページで設定します。
・検索するファイルタイプの指定
ファイル形式を限定した検索ができます。「検索オプション」ページで設定します。
・完全一致
完全一致を使用すると、入力したキーワードと完全に一致する内容を検索できます。例えば[justifying]で検索すると、justifyやjustificationの検索結果も表示されてしまいます。しかし検索結果ページの上部にある「すべての結果」をクリックし「完全一致」を選択すると、justifyingの結果のみが表示されます。
3. 検索の応用
◎日英の対訳用語集を探したい場合、[酢酸 "acetic acid" 用語集 | 用語辞典 | glossary]などで検索すると、該当する専門用語集が見つかる場合があります。場合により、[略語]を検索語に加えるのも有効です。
◎ある話題に特有の表現で検索することにより、検索の精度を高めることができます。例えば["当社規定により優遇"]で検索すれば、求人情報をヒットできる可能性が高くなります。業種や地域を絞りたい場合は、["当社規定により優遇" 流通 名古屋]などとします。
◎語の定義を検索したい場合、名詞の後に[とは][って]を付けると適切に検索できることがあります。例えばユビキタスとは何かを知りたい場合、["ユビキタスとは"]["ユビキタスって"]で検索します。
◎NOT検索とドメイン指定検索を組み合わせることで、特定のサイトを排除できます。例えば["Vickers hardness" -site:jp]とするとURLにjpが含まれるサイトが除外されるため、情報の精度を高められる可能性があります。
◎エラーメッセージをフレーズ検索すると、そのエラーの解決策を書いたページが見つかることがあります。
◎Googleの検索窓に計算式を入力すると、その解を返します。[2 * 2]といった簡単なものから、[(5 + 3i) * (2+3i) / 5i]といった複雑なものまで対応しています。[14feet in meters][14 feet =? meters][14feet]で検索すると単位換算もできます。
Googleの電卓機能や単位計算、通貨換算が日本語でもできるようになりました。[5かける3は][5×3=][100ドルを円で][14フィートをメートルで][14フィート=?m][14フィート][365日=?秒][地球の半径=]などと入力しても答えを返してくれます。数字や記号は半角でも全角でも大丈夫です。
詳細は、[Google "電卓機能"]といった語で検索してみてください。
◎世界各地の現在時刻が検索できます。[時間 ロンドン]のように、[時間]と共に都市名を入れます。
◎[地図 名古屋]のように[地図]という語と地名を一緒に検索すると、検索結果にその場所の地図が表示されます。
◎[株価 トヨタ]のように検索すると、株価情報がトップに表示されます。
◎[東京から渋谷]のように検索すると、路線検索ができます。
◎総務省統計局のサイト内を検索することで、「全国のそろばん関連データ」といったことも調べられます。「検索オプション」ページで設定できる他、以下の形で検索することもできます。
[そろばん site:stat.go.jp filetype:xls]
[site:stat.go.jp]はstat.go.jpのサイト内を検索する、[filetype:xls]はExcelファイルだけを検索するという意味です。また、["育児教育" site:go.jp]で検索すると、日本の政府機関によるサイトに限定して[育児教育]という語の検索ができます。
◎[site:]はドメイン単位でしか使用できません。検索でサブディレクトリを指定する際には、[inurl:]という特別構文を使用します。
例えば朝日新聞のサイトで、サッカーに関する記事に特化して検索したいとします。サッカーに関する記事は〈http://www.asahi.com/sports/fb/〉以下のサブディレクトリに収められているため、[site:asahi.com inurl:fb ベッカム]で検索すると、芸能ニュースなどのノイズを排除できます。
また[inurl:]は、[site:]と異なり単独でも使用できます。例えば[inurl:google]で検索すると、googleという語が含まれるURLを検索できます。[site:google]だと検索できません。