英単語と英語表現

・単語と表現

最所フミ〔編著〕『日英語表現辞典』(ちくま学芸文庫、2004年、1500円+税)(Amazonへのリンクはこちら
英語と日本語の思考法の違いを深堀りした、辞書というよりエッセイと呼ぶべき一冊。Twitter(現X)での反響を受け緊急復刊しました。


ジャパンタイムズ出版 英語出版編集部〔編〕 / ロゴポート〔編〕『出る順で最短合格! 英検1級単熟語EX[第2版]』(ジャパンタイムズ出版、2023年、1900円+税)(Amazonへのリンクはこちら
見出し語句数2946の単熟語を収録。語源や派生語などの情報もあり、テクニカルタームも示されていて英検受験者以外にも有用でしょう。音声ファイルをこちらから、購入者でなくてもダウンロードできます。

ロゴポート〔編〕 / ジャパンタイムズ出版 英語出版編集部〔編〕『出る順で最短合格! 英検1級 語彙問題完全制覇[改訂版]』(ジャパンタイムズ出版、2019年、2100円+税)(Amazonへのリンクはこちら
「品詞別対策」として「動詞」「名詞」「形容詞・副詞」「熟語」の問題と、実践模試5回分を収録。解説が丁寧で、語彙を増強したいすべての人に役立つでしょう。購入者は「英語→日本語」と「日本語→英語」の音声をダウンロードできます。


講談社インターナショナル〔編〕『これを英語で言えますか?デラックス』(講談社インターナショナル、2008年、1200円+税)(Amazonへのリンクはこちら
意外と英語で言えない日本語を収載。


向江龍治『究極の英単語プレミアム Vol. 1』(アルク、2020年、2200円+税)(Amazonへのリンクはこちら
向江龍治『究極の英単語プレミアム Vol. 2』(アルク、2020年、2200円+税)(Amazonへのリンクはこちら
上級者向けの用語集。米国在住20年になる著者が集めた英単語・表現を厳選。Vol. 1では「大学教育を受けた米国人が日常的に使用する語彙」「大学教育を受けた米国人がしばしば使用する語彙」「大学院以上の教育を受けた米国人がここぞという時に使う語彙」が、Vol. 2では「知識人の日常編」「メディア・学術文献編」の語彙が例文付きで紹介されています。訳語は赤い文字で書かれており、付属の赤いシートを乗せると見えなくすることが可能。アルクのダウンロードセンターから音声ファイルをダウンロードできます。

『究極の英単語プレミアム Vol. 1』向江龍治『究極の英単語セレクション』(アルク、2008年、2200円+税)の新装版です。内容は基本的に変わりません。


メディア総合研究所 語学教育センター〔編著〕『ネイティブが教える英語表現辞典』(メディア総合研究所、2004年、2800円+税)(Amazonへのリンクはこちら
翻訳会社が経験に基づき作成した辞典。英語表現の基礎事項が簡潔にまとめられています。第1部「基本表現」では、「数」「時間」「原因と結果」などの基本的なテーマを解説。第2部「間違えやすい表現・用語」では、日本人が間違えやすい表現や、用語の使い分けについて説明。


佐藤誠司 / 小池直己『つながる英単語 語源ネットワークで覚える3000語』(ジャパンタイムズ出版、2014年、1700円+税)(Amazonへのリンクはこちら
接頭辞、語根、接尾辞から基本英単語約3000語を効率的に記憶。色や図で、視覚的にも頭に入りやすくなっています。


倉島保美 / 榎本智子『理系のための英語便利帳』(講談社ブルーバックス、2003年、1140円+税)(Amazonへのリンクはこちら
数学や理科、医学などの一般用語をまとめた本。「理系の」とタイトルにありますが、人体や天気、記号など、日常的な言葉も含まれています。イラスト付き。


日向清人『即戦力がつくビジネス英単語 頻出200』(DHC、2016年、2000円+税)(Amazonへのリンクはこちら
ビジネスに頻出する200単語をコロケーションと共に紹介。世界最大の米語コーパス、Corpus of Contemporary American English (COCA)(英語)が公表している最頻出5000単語に基づいています。音声を収録したCD1枚付き。
姉妹本に以下のものがあります。
日向清人『新装版 即戦力がつくビジネス英会話』(アルク、2024年、2000円+税)(音声DL付)(Amazonへのリンクはこちら
日向清人 / 狩野みき『新装版 即戦力がつくビジネス英会話2』(アルク、2024年、2000円+税)(音声DL付)(Amazonへのリンクはこちら

日向清人『英語はもっとイディオムで話そう』(語研、2016年、1800円+税)(Amazonへのリンクはこちら
ネイティブスピーカーが日常的に使うイディオムを紹介。統計データに基づく最頻出の約290個や、意味が分かれば十分なものなどに分類されています。


マーヴィン・ターバン〔著〕 / 松野守峰〔翻訳〕 / 宮原知子〔翻訳〕『語源でなっとく 最頻出イディオム 日常生活でよく使われる表現編』(IBCパブリッシング、2012年、1000円+税)(Amazonへのリンクはこちら
マーヴィン・ターバン〔著〕 / 松野守峰〔翻訳〕 / 宮原知子〔翻訳〕『語源でなっとく 最頻出イディオム 映画・文学・YouTubeに出てくる表現編』(IBCパブリッシング、2012年、1000円+税)(Amazonへのリンクはこちら
イディオムとその由来を分野別に解説。前者では「娯楽」「体にまつわる表現」「動物にまつわる表現」「気象・自然にまつわる表現」「お金に関する表現」「ビジネス・仕事に関する表現」「新しいイディオム」が、後者では「古代からの慣用表現」「言語・文学」「宗教」「政治・戦争」「生活」「乗り物」「言いたいこと別」「パーツ別」が紹介されています。


アンドルー・ベネット『語源で一気にマスター英単語〈語根まとめ編〉』(南雲堂、2013年、1400円+税)(Amazonへのリンクはこちら
アンドルー・ベネット『語源で一気にマスター英単語〈接頭辞・接尾辞まとめ編〉』(南雲堂、2013年、1500円+税)(Amazonへのリンクはこちら
前者は語根100項目、後者は接頭辞と接尾辞をそれぞれ100項目、例文付きで解説。音声ファイル(無料)を前者はこちら、後者はこちらからダウンロードできます。


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・類語辞典

佐藤誠司『ビミョウな違いがイラストでわかる! 英単語類義語事典』(西東社、2020年、1400円+税)(Amazonへのリンクはこちら
複数の英語の微妙な違いを解説。イラスト付きの簡潔な説明で見やすく分かりやすくなっています。例えば「示す」に対応する英語ではshow、demonstrate、point、display、designate、represent、express、indicate、suggestが示されています。


勝木龍 / 富安弘毅 / 福水隆介 / 溝渕俊介『【増補改訂版】ビジネス英語類語使い分け辞典』(すばる舎、2018年、1800円+税)(Amazonへのリンクはこちら
勝木龍 / 福水隆介 / 商洋晃『ビジネス英語類語使い分け辞典Vol.2』(すばる舎、2012年、1800円+税)(Amazonへのリンクはこちら
ビジネスの現場に特化した類語辞典。前者が動詞、後者が名詞、形容詞、副詞、前置詞、接続詞、助動詞を扱っています。前者の音声ファイル(旧版のもの)がこちら、後者の音声ファイルがこちらからダウンロードできます。また勝木龍公式サイトこちらで前者(旧版のもの)の、こちらから後者の読者特典をダウンロードできます(氏名とメールアドレスの登録が必要)。


現代英語研究会〔編〕『日本語から引ける 英語類語使い分け辞典』(創拓社出版、1991年、1748円+税)(Amazonへのリンクはこちら
「装置」「広い」「分かる」などの語について、英語だとどう使い分ければいいのかを書いた本。「どう使い分けるか」という形でまとめられていて、引きやすくなっています。版を重ねている、英語類語辞典の定番。


最所フミ〔編著〕『英語類義語活用辞典』(ちくま学芸文庫、2003年、1200円+税)(Amazonへのリンクはこちら
戦後初の日本人英語コラムニストだった著者が類義語を解説。ニュアンスや使用法の違いが事細かに書かれていて、蒙を啓かれます。depend / rely、kind / sortの違いは?


デイビッド・セイン / 森田修 / 古正佳緒里『ネイティブが教える 英語の動詞の使い分け』(研究社、2012年、2000円+税)(Amazonへのリンクはこちら
日常よく使う動詞152個をイメージで理解。どの動詞を使うのかに関する、ネイティブへのアンケートやGoogle検索の結果も紹介しています。


デイビッド・セイン / 古正佳緒里『ネイティブが教える 英語の形容詞の使い分け』(研究社、2013年、1900円+税)(Amazonへのリンクはこちら
「大きい」「むずかしい」「おかしい」など、91項目の日本語に適した英語の形容詞を紹介。1項目ごとに主に5つの形容詞を示し、その違いを解説しています。


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・句動詞

日向清人『英語はもっと句動詞で話そう』(語研、2013年、1600円+税)(Amazonへのリンクはこちら
米語コーパスのCorpus of Contemporary American English (COCA)(英語)、英語コーパスのBritish National Corpus (BYU-BNC)(英語)の再頻出上位150を含む約400の句動詞を掲載。句動詞が1語動詞と対で紹介されています。どこにアクセントを置くかもの説明もあり。


デイビッド・セイン / 古正佳緒里『ネイティブが教える 英語の句動詞の使い方』(研究社、2014年、1700円+税)(Amazonへのリンクはこちら
基本100動詞を使った679個の句動詞を紹介。用例はすべて、男女の会話形式となっています。


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・イラストでわかる

DK『Japanese English Bilingual Visual Dictionary』(DK、2024年、3244円〔税込〕)(Amazonへのリンクはこちら
6750以上のwords and phrasesを英語、ローマ字、日本語で紹介。カラーの絵が美しく、コンパクトで持ち運びにも便利。無料のオーディオアプリをアプリストアからダウンロード可能。


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・数と式

研究社辞書編集部〔編〕 / トム・ガリー〔監修〕『英語の数量表現辞典 増補改訂版』(研究社、2017年、3800円+税)(Amazonへのリンクはこちら、Winダウンロード版はこちら
『新和英大辞典 第5版』を底本に数量表現がまとめられています。第1部はトピック別、第2部は和英辞典形式となっています。


ポール・スノードン / 瀬谷ひろ子『言えそうで言えない数の英語』(日興企画、2000年、2200円+税)(Amazonへのリンクはこちら
ポール・スノードン『あなたはこの数を英語で言えますか』(日興企画、2002年、2000円+税)(Amazonへのリンクはこちら
数字に関する日常的な表現がコンパクトにまとめられています。前者には「残り20秒」「1日に3回2錠」「第216条第3項」、後者には「大さじすりきり2杯の砂糖」「税込年収800万円」「4打数3安打」などが登場。


銀林浩 / 銀林純『基礎からわかる数・数式と図形の英語 豊富な用語と用例』(日興企画、1999年、2500円+税)(Amazonへのリンクはこちら
「いろいろな数と、その表現」「演算と数式」「関数と確率・統計」「平面図形と作図」「空間図形と計量」といった、初等数学の英語表現を紹介。

銀林浩 / 銀林純『基礎からわかる数量と単位の英語 豊富な文型と用例』(日興企画、2002年、2400円+税)(Amazonへのリンクはこちら
「個数と概数」「順序と回数」「大きさと広がり(外延量)」「時間と時刻」「速さと濃さ(内包量)」「金額と経済・会計」に関する英語を紹介。

銀林浩 / 銀林純『図解 子供にも教えたい 算数の英語』(日興企画、2006年、1800円+税)(Amazonへのリンクはこちら
「いろいろな数」「数式と計算」「数量と単位」「平面図形と空間図形」「面積と体積」「表とグラフ」「比・比例と場合の数」にまつわる、算数の用語や設問を英語でどう言うか紹介。


小倉一浩〔著〕/ 小倉久子〔編集〕『数・数式・記号および図形・単位の英語表現【改訂新版】』(小倉書店、2016年、900円+税)(通販サイトへのリンクはこちら
小数や分数、順列や組合せ、微分や積分など、今さら聞けない英語での読み方が簡潔にまとめられています。非常にシンプルな本ですが、それ故に見やすく読みやすくなっています。


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・人文

遠田和子『インクルーシブな英語 多様性の時代に偏見・差別を生まない表現』(研究社、2025年、1900円+税)(Amazonへのリンクはこちら
インクルーシブな(すべての人々を包み込む)英語表現を紹介。「ジェンダー・ニュートラル(性的中立)」「年齢」「the + 形容詞」「障がい」「性的指向と性自認」「人種」などで言葉の隠れた意味に敏感になれます。


西森マリー『聖書をわかれば英語はもっとわかる』(講談社パワー・イングリッシュ、2013年、1500円+税)(Amazonへのリンクはこちら
西森マリー『世界のエリートがみんな使っているシェイクスピアの英語』(講談社パワー・イングリッシュ、2014年、1500円+税)(Amazonへのリンクはこちら
西森マリー『ギリシア・ローマ神話を知れば英語はもっと上達する』(講談社パワー・イングリッシュ、2017年、1500円+税)(Amazonへのリンクはこちら
それぞれ、日常会話、メディア、映画、小説、歌詞などに引用されている聖書、シェイクスピア作品、ギリシア・ローマ神話の言葉を紹介しています。『聖書』は縦書きで読みにくいのが難点ですが、『シェイクスピア』と『ギリシア・ローマ神話』は引用句がページ上部にグレーの背景で書かれていて、見やすくなっています。


八木谷涼子『なんでもわかるキリスト教大事典』(朝日文庫、2012年、950円+税)(Amazonへのリンクはこちら
キリスト教の基礎知識や教派ごとの違いを解説。英和対照表があるなど、翻訳者に優しい構成となっています。主要索引&英和対照表(増補版)も公開されています。

八木谷涼子「文芸翻訳者向けキリスト教実践講座」
文芸翻訳者向けの情報が公開されています。キリスト教用語、特に、礼拝式文と結婚式文の訳し方や、資料の調べ方を知るのに便利。


大石五雄『知っておきたいイギリス英語』(平凡社新書、2003年、760円+税)(Amazonへのリンクはこちら
イギリス英語独特の表現、特に現代の俗語や会話表現に焦点を当てた本。"Wotcha!" "Page three girl" "Respect."など。コラム的な章として「ライミング・スラング」「控え目な表現 a bit」があります。後者は朝鮮戦争において、イギリス軍連隊長がアメリカ人の上官に使った"a bit"にまつわるエピソードです。ことばというものの曖昧さと怖さを教えてくれる、喜劇とすら言えるほどの悲劇です。


キャサリン・A・クラフト / 里中哲彦〔編訳〕『英語が上手くなりたければ恋愛するに限る』(幻冬舎新書、2018年、780円+税)(Amazonへのリンクはこちら
出会いからデート、いちゃいちゃから今後のことまで恋愛にまつわる181のフレーズを紹介。「〔カフェで〕ひとり?」「きみのことをもっと知りたい。」「バックでやるのが好き。」「縁がなかったんだね。」は英語でどう言う?


吉原真里『性愛英語の基礎知識』(新潮新書、2010年、680円+税)(Amazonへのリンクはこちら
知りたくてもなかなか聞けない、ちょっとエッチで赤裸々な表現集。dateってどんな関係?「宣教師の体位」って何?


野際幸吉『教科書にはのっていない! アブない英会話』(宝島社新書、2003年、720円+税)(Amazonへのリンクはこちら
主に罵り語と下ネタ関係。英語でも性的表現は豊かなようです。


中村康治『中学英語でアメリカン・ポルノが読める』(こう書房、2005年、1300円+税)(Amazonへのリンクはこちら
ポルノ小説での性行為を読解。性表現を真面目に解読してくれている貴重な本。


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・医薬

菱田治子〔監修〕 / 奥裕美〔著〕 / 朝澤恭子〔著〕『病院で使える イラスト英単語』(メジカルビュー社、2013年、1600円+税)(Amazonへのリンクはこちら
「身体の部位」「疾病と創傷」「検査」など、病院で使われる英単語をイラストで見やすく紹介。コンパクトで持ち運びにも便利。


山中マーガレット『現場ですぐに役立つ!看護・医療スタッフの英語』(朝日出版社、2008年、1800円+税)(Amazonへのリンクはこちら
医療関係者が患者と対話する際に役立つ英語表現が満載。院内設備の案内、世間話など、医学関連以外の基本表現もまとめられています。音声CD1枚付き。


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