英文法と英語書式
・英文法全般
綿貫陽 / 宮川幸久 / 須貝猛敏 / 高松尚弘(マーク・ピーターセン〔英文校閲〕)『ロイヤル英文法 改訂新版』(旺文社、2000年、1800円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
英文法書の定番の一つ。「専門書のくわしさ」「学習参考書のわかりやすさ」「辞書の引きやすさ」を兼ね備えています。
以下の電子辞書版も発売されています。
CD-ROM版『ロイヤル英文法 改訂新版』(ロゴヴィスタ、2005年、2400円+税)(Amazonへのリンクでパッケージ版はこちら、Winダウンロード版はこちら、Macダウンロード版はこちら)
関連問題集に以下のものがあります。
池上博 / 綿貫陽〔監修〕『ロイヤル英文法問題集 改訂新版』(旺文社、2000年、560円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
綿貫陽 / マーク・ピーターセン『表現のための実践ロイヤル英文法』(旺文社、2006年、1800円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
綿貫陽 / 宮川幸久 / 須貝猛敏 / 高松尚弘(マーク・ピーターセン〔英文校閲〕)『ロイヤル英文法 改訂新版』(旺文社、2000年、1800円+税)の実践編ともいうべき参考書。翻訳者には簡単すぎるかもしれませんが、基礎を見直すには最適。句読法の解説付き。
関連問題集に以下のものがあります。
綿貫陽 / マーク・ピーターセン / 池上博 『表現のための実践ロイヤル英作文法 問題演習』(旺文社、2007年、940円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
杉山忠一『英文法詳解 新装復刻版』(Gakken、2022年、2400円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
「補足」「研究」「参考」などで段階ごとに英文法を細かに説明。赤字や太字で視覚的に内容を把握しやすく、通読にも拾い読みにも適しています。日本語訳のコツが書かれており翻訳にも役立ちます。
マーク・ピーターセン『マーク・ピーターセンの見るだけでわかる英文法』(アスコム、2013年、1000円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
マーク・ピーターセン『実践 日本人の英語』(岩波書店、2013年、760円+税)などで著者がこれまで主張してきた事柄が、絵と対話形式で見やすくまとめられています。「過去と現在完了」「willとbe going to」「使役動詞いろいろ」など。
日向清人『即戦力がつく英文法』(DHC、2014年、2000円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
「正確に」「適切に」「手順どおりに」英語を使うための「言語知識」「社会言語能力」「実際的運用能力」を伝授。行動中心主義に即した、コミュニケーションのための文法書。
日向清人『即戦力がつくビジネス英文法』(DHC、2008年、1500円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
現場で恥をかかない、実社会で役立つ英文法を208項目で解説。willとbe going toは同じではない、Dear Ms. Hanako YamadaではなくDear Ms. Yamadaと書くなど。
中川信雄『英文法がわからない!?』(研究社、1996年、1200円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
中川信雄『英文法がつうじない!?』(研究社、1998年、1300円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
中川信雄『英文法 その微妙な違いがわからない!?』(研究社、2000年、1100円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
『英文法がわからない!?』シリーズ3部作。Q&A形式で英文法の素朴な疑問を解説しています。例えば『英文法がわからない!?』では、「なぜThere is a book on the desk.と、thereを文頭にもってくるのですか」「「I called him up.は正しいのに、×I called up him.と言わないのはなぜですか」「固有名詞でもtheが付いたり付かなかったりするのはどうしてですか」といった疑問が取り上げられています。
中川信雄『英文法が使いたい!!』(プレイス、2003年、1200円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
『英文法がわからない!?』シリーズに基づき、文法事項が体系的にまとめられています。著者によると、この本を読んでわかるのは次のようなことです。「SVOCの解釈ばかりするのではなく、文の構造を『主題−焦点』という話し手の主観に立ってとらえる」「旧情報は文頭に、新情報は文末に置く、という傾向を知っていれば、前の文で何が語られたかによってこれから何を文頭に置くかがわかる」。
薬袋善郎『学校で教えてくれない英文法』(研究社、2003年、1300円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
英語の文法事項をat randomに解説。学校文法を否定するのではなく、学校文法をベースにして、足りない個所を補完しています。
・冠詞
石田秀雄『これならわかる!英語冠詞トレーニング〔改訂増補版〕』(研究社、2024年、1900円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
「可算名詞と不可算名詞の使い分け」「単数と複数の使い分け」「定冠詞と不定冠詞の使い分け」を簡潔に解説。まず二つの例文を比べ、1項目を6ページで説明する形式となっています。"I already ordered a pizza."と"I just ate pizza for lunch."の違いは(P62)?
原田豊太郎『英文ライティング「冠詞」自由自在』(日刊工業新聞社、2016年、1800円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
冠詞に関する本を長年書いてきた、著者の集大成とも言える本。本書の特徴として、(1)文の中で冠詞が果たしている役割と、冠詞が使用されている場面という視点、(2)不定冠詞が特定の事物を指したり、「任意」という意味を持ったりする理由、(3)名詞が指す事物を、実在する(あるいは実在した)か、単に頭の中で描いたかにより区別などが挙げられています(「まえがき」、Pii)。
デイビッド・セイン / 森田修 / 古正佳緒里『ネイティブが教える ほんとうの英語の冠詞の使い方』(研究社、2013年、1500円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
簡単な英文を数多く読み、ネイティブの解釈を知ることで、冠詞の使い方に慣れ、冠詞を覚えるのではなく身につけます。
津守光太『aとtheの底力』(プレイス、2008年、1500円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
「モノ」「カタチ」「リンカク」をキーワードに冠詞の意味を解説。
阿部一『英語冠詞コーパス辞典』(研究社、2007年、2400円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
冠詞の機能と基本的な考え方を紹介した後、約1100の名詞を取り上げ、実例に則して冠詞の使い方を解説。名詞から冠詞の用法を調べるのにも便利。
・前置詞
デイビッド・セイン / 古正佳緒里『ネイティブが教える ほんとうの英語の前置詞の使い方』(研究社、2014年、1600円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
代表的な前置詞22個の使い方や使い分け方を解説。
WIT HOUSE〔編〕『絵で見てイメージ! 前置詞がスッキリわかる本』(永岡書店、2015年、1200円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
atは「一点」、ofは「くくりをはっきりさせる」など、前置詞を基本イメージで解説。絵が豊富で見やすくなっています。atとonなど、2つの前置詞の使い分けについても説明。
・助動詞
デイビッド・セイン / 古正佳緒里『ネイティブが教える ほんとうの英語の助動詞の使い方』(研究社、2014年、1600円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
助動詞の使い方を解説し、用法を比較しています。
・副詞
デイビッド・セイン『ネイティブが教える 英語の副詞の使い方』(研究社、2020年、1600円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
形容詞や名詞に比べ副詞を使うのが効果的な場合や、状況に応じてどの副詞を使うのが自然かなどを解説。
・時制
デイビッド・セイン / 古正佳緒里『ネイティブが教える 英語の時制の使い分け』(研究社、2016年、1700円+税)(Amazonへのリンクはこちら)
「時制の基本」「動詞別 時制の使い分け」「時制と副詞表現の相性」を解説。「レポートが終わったよ」の自然な英語は。
・スタイルガイド
William Strunk Jr. / E. B. White『The Elements of Style, Fourth Edition, Paperback』(Independently published、2023年、959円〔税込〕)(Amazonへのリンクはこちら)
英文スタイルガイドの古典。薄い冊子の中に、英文を書くための基本が詰まっています。